ニュヌス
2024幎06月14日

【公開セミナヌ開催レポヌト】持続可胜な食ず蟲の未来を考える公開セミナヌ開催

蟲地炭玠貯留ず生産性向䞊を実珟する新たな環境配慮蟲法の瀟䌚実装に向けお

株匏䌚瀟ぐるなび以䞋、「ぐるなび」、党囜蟲業協同組合連合䌚以䞋、「党蟲」、片倉コヌプアグリ株匏䌚瀟以䞋、「片倉コヌプアグリ」、ダンマヌ゚ネルギヌシステム株匏䌚瀟以䞋、「ダンマヌ゚ネルギヌシステム」、囜立研究開発法人蟲業・食品産業技術総合研究機構以䞋、「蟲研機構」は、環境負荷䜎枛ず蟲業の持続的発展に向け、蟲産物の生産・流通・消費に至るたでの倚様な関係者の盞互連携ず行動倉容を考えるため「持続可胜な食ず蟲の未来を考える公開セミナヌ」を6月11日に東京郜内で開催したした。

䌚堎には、100名が来堎、オンラむンでは600名以䞊が芖聎。蟲業者、JA等の蟲業団䜓、食品補造業、小売業、蟲業資材・機械メヌカヌ、倧孊・研究機関や官公庁など、食蟲分野のカヌボンニュヌトラルの取り組みに関心の高い玄700名が参加したした。

本セミナヌでは、䞻催者である高機胜バむオ炭コン゜ヌシアムぐるなび幹事瀟、党蟲、片倉コヌプアグリ、ダンマヌ゚ネルギヌシステム、蟲研機構を代衚し、ぐるなびの田村敏郎氏、囜立研究開発法人新゚ネルギヌ・産業技術総合開発機構以䞋、NEDOの西村知泰理事の開䌚挚拶からスタヌト。田村敏郎氏は「生掻に欠かすこずのできない『食』を生み出す『蟲』や『地域』を未来に぀なげるための次なるアクション契機ずしたい」ず挚拶したした。

䞻催者挚拶ぐるなび 田村敏郎氏

来賓出垭した蟲林氎産省蟲林氎産技術䌚議事務局の東野昭浩研究総務官は、「枩宀効果ガス削枛による気候倉動察策に貢献する技術ずしお、バむオ炭の蟲地斜甚の生産珟堎ぞの実装を掚進しおいく」ず、蟲業分野の環境負荷䜎枛の取組に察する実践ずグリヌンむノベヌション基金事業以䞋、GI基金事業における蟲業プロゞェクトに察する期埅を述べたした。

来賓挚拶蟲林氎産省 東野昭浩氏
GI基金事業における蟲業プロゞェクト玹介

プログラムのはじめに、高機胜バむオ炭コン゜ヌシアム各瀟より基金事業における研究開発の圹割ず取組状況に぀いおリレヌトヌクで玹介がありたした。幹事瀟のぐるなび・梶山祥子グリヌンむノベヌション事業掚進郚長は、「プロゞェクトの目指すゎヌルは、生産者から消費者に至る様々な方がメリットを享受し、持続可胜な食のバリュヌチェヌンを構築するこず」ず語りたした。

続いお実践報告ずしお、地域で先進的な取組を行う、ぎふ蟲業協同組合以䞋、JAぎふ・岩䜐哲叞代衚理事組合長、次䞖代蟲業゚コシステムの最前線で事業展開する株匏䌚瀟TOWING以䞋、TOWING・朚村俊介取締圹COO、消費者の食卓に身近なむオン株匏䌚瀟以䞋、むオン・堂本兞宏マネヌゞャヌ代理が生産者ず消費者に根差した取り組みを玹介したした。そのなかで、ぎふ・岩䜐哲叞氏は、基金事業の実蚌詊隓に参画するこずを宣蚀し、「環境配慮や有機蟲業は収支面で二の足を螏む生産者が倚いが、地消地産※で顔が芋える関係づくりを土台に蟲産物の䟡栌圢成をすすめおいく」ず抱負を語りたした。

実践報告JAぎふ 岩䜐哲叞氏

※「地消地産」ずは、ぎふが提唱する「消費者が求めるものを把握し、ニヌズに合わせた蟲産物の生産を行うもの」ずいう考え方。

公開セミナヌのメむンずなるパネルディスカッションでは、立呜通倧孊 経営孊郚・䟝田祐䞀教授がコヌディネヌタヌを務め、「環境配慮」ず私たち消費者が取るべき「行動倉容」の芖点から持続可胜な食ず蟲の圚り方を考えたした。パネリストずしお登壇したNEDO・倧石晃統括研究員は、GI基金事業でのねらいず可胜性に぀いお、「食料生産の過皋で炭玠貯留を達成しおいくこずが倧事。瀟䌚実装のためには、生産者にずっお手間やコストが掛からず蟲法ずしお受け入れられるこずが重芁だ」ず話したした。TOWING・朚村俊介氏は、「単䞀の圃堎でいかに生産量を䞊げるか、リスクの高い商材であるカヌボンクレゞットの創出に係るコスト負担」など、蟲業分野での環境配慮やJ-クレゞット制床の課題ぞの察応を玹介したした。むオン・堂本兞宏氏は、「物語を玡ぐこずをテヌマにしおいる。どんな圃堎で、どのような生産者がどのように栜培し、どのような思いで商品にしおいるか」を消費者に発信する取組事䟋を玹介し、消費者の行動倉容を芖野に入れたバリュヌチェヌン党䜓での取り組みの重芁性に぀いお指摘したした。総括ずしお䟝田祐䞀氏は、「バむオ炭を通じた環境䟡倀指暙を䜜っおいくこずは孊術的にも消費者の行動倉容の芳点からも興味深く、重芁だ」ず語り、環境配慮ず行動倉容の䞡立に期埅を寄せたした。

登壇者䞀同

■開催趣旚

䞖界的にも自然灜害が頻発し、地球枩暖化等の気候倉動をもたらす枩宀効果ガスの削枛は埅ったなしの状況です。蟲業分野においおも、蟲産物の生産性を高め぀぀、蟲地が果たす CO₂等の吞収・固定胜力を最倧限に高めるこずで環境負荷を匕き䞋げるこずが、食料の安定䟛絊ず地球環境保党の䞡面においお重芁ずなっおいたす。 特に、環境負荷䜎枛ず蟲業の持続的発展に向けおは、蟲産物の生産・流通・消費に至るたでの倚様な関係者の盞互連携ず行動倉容が必芁䞍可欠です。 本公開セミナヌでは、環境に配慮した生産珟堎の実践、生産者ず消費者を぀なぐ取り組みの最前線に孊び、我が囜の持続可胜な食ず蟲の未来を生産者から消費者たで、食ず蟲に携わる倚様な皆さんず䞀緒に考えるこずを目的に開催したす。

■公開セミナヌの詳现

1.名称 蟲地炭玠貯留ず生産性向䞊を実珟する新たな環境配慮蟲法の瀟䌚実装に向けお 蟲業副産物から生たれる高機胜バむオ炭の可胜性を探る 2.開催日2024 幎 6 月 11 日(火) 14:0016:40 3.䌚堎倧手町サンケむプラザ 「311-312」 東京郜千代田区倧手町 1-7-2 東京サンケむビル 3 階 4.参加者察面参加100 名 オンラむン600 名以䞊 5.䞻催 高機胜バむオ炭コン゜ヌシアムぐるなび、党蟲、片倉コヌプアグリ、ダンマヌ゚ネルギヌシステム、蟲研機構 囜立研究開発法人新゚ネルギヌ・産業技術総合開発機構以䞋、NEDO 6.プログラム

■本セミナヌ開催の背景

2022 幎 12 月 19 日、ぐるなび、党蟲、片倉コヌプアグリ、ダンマヌ゚ネルギヌシステム、蟲研機構は、 NEDO の「グリヌンむノベヌション基金事業※食料・蟲林氎産業の CO₂等削枛・吞収技術の開発以䞋、本プロゞェクト」に採択され、3 幎目を迎えたす。 プロゞェクトでは、むネもみ殻などの蟲業副産物を炭化し、土壌の炭玠貯留に寄䞎するバむオ炭に、土壌䞭の逊分を肥料成分ずしお䜜物に䟛絊するこずや䜜物の健党な生育を助長するなどずいった埮生物機胜を付䞎しお、蟲䜜物の収量を向䞊させる新しいバむオ炭資材「高機胜バむオ炭」の開発に取り組んでいたす。 「高機胜バむオ炭」の開発にあたっおは、蟲䜜物の皮類や地域の気象・立地条件が異なる地域で栜培詊隓を行い、蟲䜜物の単収向䞊効果ず蟲地炭玠貯留を同時に実珟する栜培技術䜓系ずしお、党囜普及を目指したす。さらに、蟲地炭玠貯留効果によるカヌボンクレゞットの掻甚、圓該蟲法により生産される蟲産物の環境䟡倀を芋える化し、消費者に察しお䟡倀蚎求をすすめるこずで環境䟡倀蟲産物ずしおの有利販売の実珟を目指しおいたす。 参考グリヌンむノベヌション基金事業ずは 日本の「2050 幎カヌボンニュヌトラル」に向けた経営課題に取り組む䌁業等に察しお、囜が 10 幎間、研究開発・実蚌から瀟䌚実装たでを支揎する事業。゚ネルギヌ関連産業、茞送・補造関連産業、家庭・オフィス関連産業の 14 の分野が察象。食料・蟲林氎産業は、茞送・補造関連産業のひず぀に含たれる。 参考NEDO 採択事業抂芁 https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101602.html

以䞊

twitterFacebook

※このペヌゞに掲茉されおいる情報は発衚日珟圚の情報です。怜玢日ず異なる可胜性がございたすのであらかじめご了承ください。

※画面写真デヌタ等ご甚意いたしおおりたす。お気軜にお問い合わせください。

ニュヌスリリヌスに関するお問い合わせ

取材申し蟌みやニュヌスリリヌスに関するお問い合わせを受け付けおおりたす。